アスベスト含有製品について
アスベストが含まれている過去の製品

現在の弊社製品にアスベスト含有素材は一切使用していませんが、過去において製品の一部にアスベスト含有素材を使用していました。
その部分はドラフトチャンバーの内装と実験台の天板です。
上記の部分にはどちらもグラサル板(現東レACE株式会社製)を使用していました。
アスベストの含有率は11%~13%で、問題になっているクロシドライト(青石綿)ではなくクリソタイル(白石綿)が含まれています。
アスベストを一切含まなくなった時期
グラサル板にアスベストを含まなくなったのが平成9年(1997年)からです。
それ以降は弊社製品もアスベストは含んでおりません。
見分け方
アスベストを含むグラサル板と含まれないグラサル板は外見では判断できませんが板厚が違います。
アスベストを含むものは厚み3.2mmで、含まれないものは厚み5mmまたは4mm(現在使用しているもの)です。
安全性について
グラサル板は比重1.6~1.8の高比重に高圧プレス成形されたセメント成形板で あり、石綿繊維はセメント結晶硬化体で強固に固定化されており、かつ、その表面はモース硬度3~4の高硬度を有する無機塗装膜がありますので、
一般的な通常の状況下にあって石綿が飛散することはあり得ないと言えます。
傷や破損が発生した場合にはシール材にて処置を施すか交換してください。
処分および交換
解体や廃棄などの処分が必要となった際には、飛散性アスベスト廃棄物(アスベストを含有する成形板)として廃棄物の処理および清掃に関する法律に従って適正な処理を実施する必要があります。
また実験台・ドラフトチャンバー全ての部分にアスベストが含まれているわけではないので使用している部分だけの交換が可能です。その際にはご相談ください。